経営学研究者の卵の日常。

92年生まれ、経営学の大学院生。基本的には自分の頭の中の整理と備忘録。神戸在住で北海道に住んでいました。

〈問題意識・問い〉についての雑感

俺がM1のときからずっと研究が滞っている先輩にどのようにアドバイスをするか、すごく悩んでいる。

 

ただ、研究が進まない原因は、わりとはっきりしている。

問題意識や問いがないからだ。

 

印象的で今でも覚えているけれど、

俺が大学院に入学する前にゼミ見学後のランチを一緒に食べたときのこと。

 

素朴に「なんで研究したいと思ったんですか?」と問うたときに、

その先輩は「そんなこと考えたこともなかった」と言っていたこと。

 

研究する理由をうまく説明できないとか、理由は1つではなくていくつかあるというなら分かる。

 

だから当時は結構衝撃を受けて、「なぜ研究するのか」を考えなくても研究はできるのかと思ったけれど、どうやら違った。

 

問題意識や問いがない研究は研究にはならない。

当然ながら論文を書き終えることもない。

 

論文の章立てでいうと、序章の部分の話である。

つまり、読者が長い論文を読み続けたいかどうかを判断する最初の関門ともいえる。

 

研究者は「どうですか。これは問題でしょう」と読者に思わせなくてはならない。

 

だから研究者は自分の問題意識を論文の最初に暴露しなければならない。

場合によっては自分のこれまでの経験と紐づけてオープンにしなければならないのだ。

他人に自分のことを打ち明けることはラクなこととは限らない。つらいことだ。

 

だから研究において原点・始点となる問題意識や問いは重要であり、とても根気のいる取り組みなのだと思う。

 

翻って、俺もうまく書けていないな、と思う。

これからも必ず言語化できると思って考え続けるしかない。

 

ひで