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経営学研究者の卵の日常。

24歳。経営学の大学院に通う、研究者の卵です。基本的には自分の頭の中の整理と備忘録、”研究を日常に落とし込むこと”が目的の日記です。神戸在住。北海道に住んでいました。食べることと、カッコいいものが好きです。

機械の時代の想像。

日常

機械で代替できる仕事が増えたとき、
もともとその仕事に従事していた人はどうなるのでしょうか。


少し思考実験してみます。

僕は、人の仕事が機械に代替するには、いくつかのフェーズがあると思います。

 

まずは、少数ながらも生き残る。
希少性により、価値が上がり職人として存在し続けます。
例えば、車の自動化が可能になり、トラックの運転手が不必要になったとします。
細い道路の運転やスピードの点(精度、質)で、機械より人の方が優れる場合は、トラックの運転手は生き残ると思います。

 

しかし、質的にも人が劣ってしまう状況になった場合には次のフェーズになります。
トラックの運転の場合、運搬という目的は機械に代替されることになります。

 

物流の世界では生き残れないため、例えば、エンタメの世界で生きることになるかもしれません。

職人としての運転手は、絶対数が少なくなると希少価値が発生します。
それを活かして、4トントラックという怪物を運転している人はカッコいいという価値観から、ショーとしての存在意義が生まれるかもしれません。
自動運転しか知らない子どもは、
機械で操っているトラックが人の手でも操作できている姿を見て、カッコいいと思うかもしれません。

 

これらは強引な想像かもしれませんが、
何が言いたいのかというと、
運転そのものの面白さを感じている人はどうにかして意義を見出そうとすると思います。
そのような人たちはスキルの面でも、少数だと思いますが。

 

==

 

では、パートタイマーやアルバイトなど、生活の軸が必ずしも仕事だけではない人はどのような仕事が今後必要とされるのでしょうか。

大きな目で見ると、どの業種も今と比較して高度化していくと思います。

 

すでに現場の正社員と非正規社員(パートタイマーやアルバイト)の仕事は重複している状況もあります。

それがどんどん変化して、今現在正社員がしている仕事と非正規社員の仕事の比率が変わる可能性はあります。

 

正社員と非正規社員の違いを簡単に言うと、責任の大きさと給料の違いがあります。

責任の大きい仕事は企業が信頼している人が従事するため、正社員が優先されます。

しかし、企業はできることなら人件費の安い非正規社員を雇いたいとも思っています。

 

高度なスキルが必要とされる仕事と責任が大きな仕事から優先して正社員が従事していき、

続いて非正規社員に仕事が割り振られるという構図を企業が有している限り、

非正規社員は機械と正社員の両方から仕事を奪われるような状況になるのは避けられない気がします。

もちろん同様に、正社員も非正規社員と競合するでしょう。

 

正社員や非正規社員がこの状況を変えるためには、2つの方法が想像できます。

一つは、企業や政府が正社員と非正規社員の構造を変えること。ただ、現時点では責任の大きさと給料が住み分けされている今の状況は合理的だと考えられます。

でも、その概念がなくなるかもしれないですね。正社員的仕事をしている非正規社員や、非正規社員的な仕事をしている正社員が増えると。もうバイトだけでいいじゃんとか、社員だけでいいじゃんとかになる。

 

もう一つは、個人でお金を稼ぐ方法を模索すること。つまり、自分でモノやサービスをつくる方法を考えるということです。

例えば、家の庭でつくった野菜を近所で販売するとか、インターネットを介して販売できる何かをつくるとか。

 企業に依存することで社会と関わる構造から、個人でアクションを起こす人が増えるのかもしれません。

もしそうなれば、企業や政府、地方自治体は、個人で稼ぎやすくするような支援する環境を整備していくのかもしれません。インターネットでもっと簡単に個人販売が可能になるとか。従来にない新たな目的を持った地域のコミュニティができるとか。

はたまた、ベーシックインカムを導入して、最低限の生活保障をして余力をそういったアクションのために使えるようにするとか。

 

どんな方法を取るにしても、今のような人事制度が変わる可能性は高いと思います。

稼ぎ方も変わるし、仕事をする目的も変わる人が増えると思います。

したがって、自動化は、簡単な仕事の従事している人だけではなく、従業員全体の人事制度に影響があると思います。

 

 

ひで