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経営学研究者の卵の日常。

24歳。経営学の大学院に通う、研究者の卵です。基本的には自分の頭の中の整理と備忘録、”研究を日常に落とし込むこと”が目的の日記です。神戸在住。北海道に住んでいました。食べることと、カッコいいものが好きです。

日本の取引について

まず、市場におけるホールドアップ問題について書いていきます。

 

ホールドアップ問題とは、交渉の際にパワーバランスが崩れてしまい、イニシアチブが偏る問題です。

例えば、メーカーとサプライヤーの関係で生じます。

 

ホールドアップ問題の要因として、関係特殊投資という概念があります。

関係特殊投資とは、取引する企業間特有の投資のことです。

例えば、技術やノウハウとして、仕様に応じた製品開発の能力や、原価を低減させる能力があります。他には、品質保証の技術や、経験効果や規模の経済性による生産能力もあります。

 

メーカーがサプライヤーにロックイン(機会主義的な行動を)してしまうと、裏切りを恐れ、関係特殊投資が減ります。

そうすると、メーカーとサプライヤーがホールドアップの状態になります。

 

ホールドアップ問題を避けるために、

トヨタと下請企業が行なっているようなトヨタ会のような組織をつくることが あります。組織をつくると、評判効果によって、「トヨタはきちんと取引をしてくれる会社だ」と下請企業に認知させることができます。

また、株式を所有することも、ホールドアップを防ぐ手段だと考えられます。

 

日本のサプライヤーと中核企業(メーカー)の関係は、

長期的で、コミュニケーションが綿密だと言われています。

お互いが生き残るために、リスクをシェアしながら取引をしています。

 

自動車産業はまだまだ既存のシステムで取引をしていきそうですが、

これから業界によっては、外部環境に適応するために変わってくるかもしれません。

 

ひで