経営学研究者の卵の日常。

25歳。経営学の大学院に通う、研究者の卵です。基本的には自分の頭の中の整理と備忘録、”研究を日常に落とし込むこと”が目的の日記です。神戸在住。北海道に住んでいました。食べることと、カッコいいものが好きです。

そもそも、組織とは何なのか?

そもそも、組織とは何なのか?

これを一言で答えるのは、非常に難しいです。

 

経営学において、

組織の定義として最も有名で代表的のは、バーバードが提唱した定義です。

 

「二人以上の人々の意識的に調整された活動や諸力の体系」

これが、組織の定義です。

 

つまり、組織とは、体系のことです。

 

kotobank.jp

 

体系とは…

多様なものをまとめて統一と分節をもった全体を形成していること。

だそうです。

 

 

ここで、俗説的な話も織り交ぜてみます。

よく、経営者の方が「組織は人だ」と言います。

 

メタファとして発言している場合もあるかもしれませんが、

組織は、体系であると言われている経営学の立場から見ると、この発言は間違っています。

 

 

では、組織(=体系)とは分かりやすく言うと何なのか。

バーナードは、「フィクション(仮構)」であると言っています。

つまり、組織は現実にはないものだけれど、僕たち人間があるとしているのです。

 

例えば、組織の具体例として「学校」で考えてみます。

学校という組織はどんな要素で構成されているのでしょうか。

一般に、「学校へ行く」と言った場合、学校は校舎、すなわち、建物を指しそうです。

しかし、休日、学校が休みの場合、学校という組織は存在しているでしょうか。あやしいですね。

おまけに、僕たちは「今日は学校ないよ」と言うことがあります。これは、当然ながら学校という建物がないわけではありませんよね。

 

つまり、バーナードが言いたかったことは、組織は現実に存在するものではなく、僕たちがつくり出したフィクションとしての概念だと言っているのです。

学校という組織があるかどうかは、僕たちが決めているのです。

 

言い換えると、

バーナードは、組織を、社会的創造物、つまり、生き物とみなしているのです。

なぜなら、組織は、フィクションでありながら、独自の価値を持ち、活力さえ持っていると考えているからです。

 

これは、一般的な組織の理解とはズレていると感じるかもしれませんが、深く考えると、納得がいきます。

 

だから、組織を扱う組織論は、難しい。

 

組織を研究するといっても、

建物(環境)だけでなく、先生(リーダー)や生徒(従業員)、クラス(グループ、小集団)などさまざまな切り口で研究する必要があるのです。

 

そもそも、組織はフィクションなのに、それを科学するというのは背反している気がするという意見もあります。

でも、科学は抽象度の高いフィクションです。

ヘタな科学は机上の空論(フィクション)になります。

 

さて、話が蛇行してきたので、今回はここまで。

バーナードが定義した組織について少し整理してみました。

 

ひで