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経営学研究者の卵の日常。

24歳。経営学の大学院に通う、研究者の卵です。基本的には自分の頭の中の整理と備忘録、”研究を日常に落とし込むこと”が目的の日記です。神戸在住。北海道に住んでいました。食べることと、カッコいいものが好きです。

後輩の葛藤「なぜ、やりたいことを組織でやろうとしないのか」

ふと昔を思い出したので書きます。

 

学部時代に後輩から、

「私は広い世界を見たいから、特定の組織にどっぷり浸かる(参加する)ことはしたくない」

というようなことを言われたことがあります。

 

僕は当時、特定の組織にどっぷり浸かっていたという自負がありましたし、

今も組織に参加することに意味があると考えています。

ここでいう「参加」とは、当事者意識を持って組織で活動することです。

つまり、ある程度組織に時間を拘束されることを厭わず、むしろ積極的に組織に貢献したいと思いながら行動することを参加とします。

 

そんな僕から見て、疑問があります。

後輩は、特定の組織に参加することと、広い世界を見ることは背反していると捉えているようですが、本当にそうなのか。

 

後輩が語る文脈をもう少し掘り下げると、

後輩は、特定の組織の価値観のみならず多様な価値観に触れることで刺激を得たい(学びたい)と考えていると推測されます。

また、当時の状況を振り返ると、後輩が所属している組織の凝集性が高く、凝り固まった価値観のもとでしか活動できないことにフラストレーションが溜まっていたようにも考えられます。

 

以上を踏まえて、組織に参加している僕は、こう思うのです。

自分が所属している組織の肩書きを背負ったまま、他の組織に出向いて刺激を得ることができるじゃないか。

 

もっと言うと、自分の組織が持っている価値観を軸にしながら、異なる文化を持つ組織と接することに意味があると僕は思います。そうでなければ、パーティーにお邪魔している名もなきゲストの域を超えないと思うのです。

 

しかしながら、これを言っても絶対に理解してもらえません。

なぜなら、組織に参加したことがない人は自分で組織の一員であるということを強くは意識していないから。組織での仕事も受動的で、やりたいことをする時間を奪われている感覚しかない。

 

結局、この議論で、後輩は中途半端に組織に参加していることが分かります。

そもそも、組織に参加することと、他の価値観に触れるチャンスをつくることは別問題であり、

自分のフラストレーションを組織のせいにしているようにしか、僕には思えません。

 

組織にやらされているから、自分のやりたいことができないと考えてしまう。

この問題は根深いと思います。

 

==

 

今回は後輩を掘り下げたけれど、

風通しが悪い組織であるとも言える気がします。

暗黙的な斉一性の圧力が加わって、硬直的でクローズドな組織なのかもしれません。

 

ひで