経営学研究者の卵の日常。

24歳。経営学の大学院に通う、研究者の卵です。基本的には自分の頭の中の整理と備忘録、”研究を日常に落とし込むこと”が目的の日記です。神戸在住。北海道に住んでいました。食べることと、カッコいいものが好きです。

研究

打席に立った日?

ゼミで研究の進捗発表がありました。 2時間睡眠で、こりゃダメだなと半分投げやりな心境でしたが、意外と先生や先輩からいい反応がありました。 気分が少し晴れたからという理由もありますがとりあえず書いてみます。 気づけば、もうM2の夏ですか。 北海道か…

コツコツと。

今日は後期の初回ゼミでした。 夏休みの進捗報告をしました。 改めて、焦らず、毎日論文を読んで既存研究を少しずつ理解していくしかないと思いました。 キャリア、学習(経験学習)、組織行動、HRM。 領域は色々あるので、まずは広く見ていこうと思います。…

実践知の獲得。

今、実践知の獲得についての論文を読んでいます。 学習の分野だと、知識創造とかがトピックとしてありますが、 結局スキルの話が出てきます。 僕は、読みながら思ったのは、 知識やそのものにはあまり関心がないんだなということ。 もう少し深く読み込んでみ…

読む訓練。

今日は、夏休みに読む予定だった論文を2本読みました。 金井先生の知識創造の論文と、アクション・サイエンスという方法論の論文です。 論文を読むこと自体の訓練にもなるので、後期からは毎日1本は読みたいところです。 英語はしんどいだろうけど、それも慣…

問いの探索①

改めて、自分が明らかにしたいことは何なのか、考えてみます。 6月の発表のときには、僕がしたい研究のキーワードは「成長」でした。 「なぜ、成長する人としない人がいるのか」 まず、この大きな問いを細分化することから始めます。 僕にとって、「成長」…

フーコーの歴史観、科学観。

フーコーは、歴史と科学について述べました。 歴史とは主体的にストーリーをつくってきたものだとしました。 また、歴史とは、時代を切り取り、区分し、統一性を持たせたものです。 歴史の性質として、歴史は記録的物質性(作品)であり、生きた連続的なもの…

伝統的J型

日本の大企業・中堅企業の正社員に特徴的な人的資源管理を、伝統的J型と言います。 その特徴は、大きく5つ。 1つ目は、ブルーカラーの知的熟練。 2つ目は、幅広いキャリア形成。 3つ目は、職能資格制度。 4つ目は、同期の中の競争。 5つ目は、本社人事…

リッカートのシステム4

リッカートが今日の経営学に貢献したことはたくさんあります。 1つは小集団のマネジメントを提唱したこと。組織の小集団同士をつなぐ「連結ピン」の概念を取り入れることで、組織にとって様々なメリットがあることを記述しました。 また、研究方法では、リ…

官僚制

バーガー=バーガー=ケルナー(1973)は、官僚制について書いています。 官僚制の特徴として、 限られた領域の管轄権とその領域での専門的知識を持っている権限と、 合理的な規則と手順に基づいて活動が行われる適正な手続き、 それらが具体的な個人に帰属し…

機能主義について。

今日は、簡単に機能主義について。 機能主義は広い概念であり、 ヘイグいわく、パラダイムの前段階のような理論志向であると考えられています。 特徴としては、実践的であることです。したがって、中範囲の理論であることも特徴と言えるかもしれません。 機…

ポスト・コンティンジェンシー理論

ポスト・コンティンジェンシー理論の概念は、いくつかあります。 制度ロジックの概念や、ポピュレーション・エコロジーの概念や、資源依存理論、そして、制度的企業家の概念です。 それぞれを簡単に説明すると、 制度ロジックは、ウェーバーに依拠した概念で…

コンティンジェンシー理論

コンティンジェンシー理論とは、簡単にいうと、環境と適合した組織が有効であるという理論です。 日本語に無理やり訳すと、偶有性理論です。 バーナードが、理論は有用性に足ればいいと述べたように、コンティンジェンシー理論は、ひとまずの知識としての理…

日本の取引について

まず、市場におけるホールドアップ問題について書いていきます。 ホールドアップ問題とは、交渉の際にパワーバランスが崩れてしまい、イニシアチブが偏る問題です。 例えば、メーカーとサプライヤーの関係で生じます。 ホールドアップ問題の要因として、関係…

分業のメリットと、組織構造との関係性

アダム・スミスが提唱した分業のメリットは3つあります。 まず、作業の中断が必要なくなること。 次に、従業員の熟練度合いが高まること。 さらに、労働用具の開発や改善につながること。 これらのメリットは、組織の構造を考える上で役立ちます。 組織構造…

トヨタ生産システム

今日は、トヨタ生産システムの特徴について簡単に書きます。 まず、ジャスト・イン・タイム。 日本はアメリカと違って、市場が小さいため、効率を上げて大量生産することが求められます。 トヨタ生産システムの基本思想である、徹底した無駄の排除をすること…

研究方法と、方法論との関連性。

昨日は、方法論について書いたので、今日は研究の方法について書きます。 便宜上、研究方法を3つに分けます。 まず、サーベイ・リサーチ。サーベイ・リサーチは、複数のリサーチサイトに対して、調査、導入成果、促進・阻害要因を定量的に分析します。 定量…

方法論の話。

今日で方法論(メソドロジー)の理解がだいぶ深まった気がします。 「実証主義」、「解釈主義」、「構造主義」について、ざっくりまとめてみます。ざっくりなので、科学哲学の専門家にはハリセンで叩かれることを覚悟で書きます。 まず、「実証主義」は、経…

意思決定論

意思決定論における代表的な研究者に、サイモンとウィリアムソンがいます。 人は、限定された合理性の中で意思決定をします。 今日は、サイモンとウィリアムソンそれぞれが考える合理性について書きます。 まず、サイモンがいう合理性は、組織の目的合理性で…

組織文化とは

実務の世界では、「組織文化を変えなければ組織は良くならない」なんて言うことがあります。 組織文化とは、何なのでしょうか。その実態に少し迫ってみます。 経営学において、組織文化は、意識されないものとして定義されます。具体的には、メンバーに共有…

人間関係論の良し悪し

人間関係論は、「砂糖のように甘い経営」と揶揄されることがあります。 社会人仮説では、人はお金だけではなく友情や帰属感も求めているとしています。 そこから、経営者は、給料を上げずに待遇を良くすればいいという偏った解釈から甘い経営と呼ばれること…

鋼鉄の檻

ウェーバーが提唱した概念で、「鋼鉄の檻」というものがあります。 めちゃくちゃ難しい概念ですが、端的に言うと、プロテスタンティズムの倫理観が変わって近代化したことのメタファです。 鋼鉄の檻では、 プロテスタントのような宗教的な価値観が、近代化に…

オリジナリティを出すには。

論文やレポートでは、持論の展開が求められます。 でも、好き勝手に何でも書いていいわけではもちろんないです。 既存理論を理解した上で、話を展開させなければなりません。 したがって、どうしてもインプットをある程度しなければなりません。 ということ…

そもそも、組織とは何なのか?

そもそも、組織とは何なのか? これを一言で答えるのは、非常に難しいです。 経営学において、 組織の定義として最も有名で代表的のは、バーバードが提唱した定義です。 「二人以上の人々の意識的に調整された活動や諸力の体系」 これが、組織の定義です。 …

リサーチテーマとRQの違い。

今日は、ゼミでした。 最近、 リサーチテーマ(Research Theme)と、 リサーチクエスチョン(Research Question: RQ)の違いについてよく議論されます。 厳密な定義があるわけではありませんが、 既存理論でまだ手の届いていないところに手を伸ばそうとするのが…

これからの組織のあり方

これから組織のあり方はもっと変化していくと思います。 まず、twitterやFacebookなどのソーシャルメディアが発達したことによって、個人が自由に発言できるようになりました。 さらに、SNSによって、簡単にコミュニティをつくることが可能になりました。 こ…

理論派か実践派か。

自分がどんな研究者になりたいのかを考えてみます。 僕が見てきた中で、研究者は大きく2種類に分けられると思います。 ひとつは、実践寄りの研究者。 社会現象をより具体的に研究して、経営学と実践をつなげるような役割を果たしている研究者です。 もう1つ…

研究計画。

今日は、研究の報告をしました。 全てのフィードバックが今後の僕の思考の礎となると思います。 今後のやることを整理していきます。 ・まず、問いが一体具体的にどんな経営現象を捉えているのか、思考実験を繰り返すこと。 ・それに伴って、言葉の使い方(…

研究分野

僕が今、関心のある研究分野をあげてみます。 ・経験学習(experimental learning) ・組織学習(organizational learning) ・知識創造(knowledge creation) ・モチベーション(motivation) ・コア・コンピタンス(core competence) ・リーダーシップ開発(leaders…

古典的モチベーション論と繋げる

古典的なモチベーション論の中で、僕が好きな理論はハーツバーグの二要因論です。 個人的に一番納得感が高いからです。 ハーツバーグは 人々の欲求を動機付け要因と衛生要因に分けて考えました。 ざっくり説明すると、 動機付け要因は、仕事そのものなどに動…

久しぶりに自分の研究について考えてみる。

今日は学部時代のゼミの先生と再会し、ランチとお茶をしてきました。 研究の話を少ししたので、アツアツのうちに考えてみます。 僕は、今のところ「学習」をキーワードに研究を進めていこうと思っています。 「個人はどのように組織で成長していくのか」を大…

理念はある

今日、同期と研究の進捗を共有しました。お互いまだまだ文献を読めていないので、どんな研究がしたいのかという話を主にしました。抽象的な議論や、こういう感じがいいなというのは自分なりの言葉にある程度は出来たし、話しながら気づくことはたくさんあり…

営業職の育て方

中原淳先生の「経営学習論」の中で引用されていた松浦民恵さんの「営業職の育て方」についてのソースを紹介します。 営業職のOJTのリアルが量的データに基づいて詳しく記載されています。 www.nli-research.co.jp 新人は、やはり同行をしたり、担当顧客を持…

研究計画

今日、少し研究計画書を書き進めましたが、全然書けません。ひとつは、先行研究がほとんどないから。しっかりと時間をかけて、論文を読めていません。もうひとつは、自分の解決したい問いがうまく言葉にできていないから。文章にして書こうというモードにな…

トレンド

研究テーマ決める際、トレンドとなっている分野を選択することがセオリーだと言われています。 1年で見つけられるのか不安ですが、全体像を早く掴みたいところです。 焦らず着実に。 ひで

なぜ、自分が「できる」のかを考えよう

マネジャーは部下と並走する必要があります。 つまり、伴走者になることが必要です。 しかしながら、実践の世界では成果が求められているわけで、 できない部下と一緒にいると、成果が出なくなるリスクを背負う。 さらに、部下のペースに合わせることはとて…

方法論

昨日の講義は結構面白かったです。 研究の方法論についてフィードバックをいただけました。 僕は、今のところ質的な研究をしたいと思っていますが、 どんな研究方法を選択するにしても奥が深そうです。 これから方法論についての文献もリサーチしたら、面白…

大きな問い(メモ)

今日は、僕の中での大きな問いと、仮説を書いてみます。 問い:なぜ、組織の中で責任感がない人がいるのか? 責任感の定義:組織の中の自分の役割を強く自覚している状態。仕事を最後まで全うすることができる。 仮説1(自分の状況):自分は責任感を持って…

とにかく、問いを立てることで見えてくる

今日は、午後からゼミでした。 社会人のゼミ生の研究は、僕には想定できないような研究テーマだったので、かなり刺激的でした。 社会人の方の研究計画のフィードバックを聞きながら、 問いの重要性を改めて学びました。 僕が重要視したいことは、自分が研究…

骨折の痛みはそこに骨折という「言葉」があるから感じるのか

今日は「寝ながら学べる構造主義」を近所のタリーズで読んでいました。 哲学、言語学が絡んでくる内容ですが、とても読みやすいです。 印象的だった部分を僕なりに解説していきます。 言葉の概念で、スイスの言語哲学者のソシュールは「名前を持たないもの」…

初投稿

初投稿です。ひでです。 経営学を学んでいる大学院生です。ひとり暮らし11日目です。 この日記は、基本的に自分のために、自分の頭の中の整理と反省を目的として活用していきたいと思います。 さて早速、今日の反省をします。 今日は、演習(ゼミ)の研究指…